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キーワード「不活化ワクチン」を含む投稿一覧

  • ワクチンの最新情報

    2021/04/02
    10:48

    正式には「COVID-19用ワクチン」と言いますが、

    分かりやすく新型コロナウイルスのワクチンとします。

    日本でも新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりました。

    従来のワクチンに関しては前の項目に詳しく書きましたが、

    新型コロナウイルスのワクチンは従来の仕組みとは異なっています。

    現状でわかる範囲で整理してみます。

    ワクチンは免疫反応つまり抗原抗体反応の利用ですから、

    抗原を体内に入れて、それに対する抗体を体内で作るようにします。

    しかし今回の新型コロナウイルスのワクチンでは、

    抗原を入れずに、抗原を作る遺伝子を体内に入れます。

    そして身体の中で抗原を作り、そしてそれに対する抗体を作るのです。

     

    [何を抗原とするか]

    まず何を抗原とするかです。

    ウイルス本体を抗原とすることは危険なので、部分を使います。

    インフルエンザワクチンと同じです。

    ただし、その部分が直接抗原になるわけではありません。

    ウイルス本体を包んでいるエンベロップの外側にスパイクがあります。

    ウイルスが身体に入るとき最初に接触するのがスパイクです。

    ですから身体がスパイクのタンパク質を抗原として認識すれば、

    新型コロナウイルスと判断しそれに対する抗体ができます。

    ただし今回はスパイクそのものではなく、

    スパイクを作っている遺伝子を身体に注入して

    身体の中でスパイクを作って、それを抗原として抗体を作るようにするのです。

    始めての試みでしょう。

    そうして作られた今回のワクチンがmRNAワクチンとベクタ-ワクチンです。

    未知のことが多く安全性、有効性、その他不明の点が多く、無理に急いだため不安も残ります。

     

    [mRNAワクチン]

    ◎仕組み

     ウイルスを表面にあるスパイクを作っている遺伝子を利用します。

     つまりスパイクの遺伝子、mRNA(メッセンジャ-RNA)の利用です。

     mRNAを脂質のマイクロカプセルに入れたものを作ります。

      ☆脂質はポリエチレングリコール(PEG)という化学物質です

     それをワクチンとして注射します。

     これは身体にとって異物ですからマクロファ-ジ等の免疫細部が取り込み、分解します。

     そして脂質から出てきたmRNAによってコロナのスパイクタンパクが合成されます。

     マクロファ-ジは役目を終了した脂質やmRNAを異物として処理し、

     作られたスパイクタンパクをコロナウイルスの抗原として私たちの体内に提示します。

     そして身体は抗原スパイクタンパクに対して抗体を作るのです。

     その結果私たちの身体は新型コロナウイルスに接したとき、

     最初に外側のスパイクタンパクを新型コロナウイルスと認識して防御できるのです。

    ◎この方法のワクチン

       ☆ファイザ- 独

       ☆ビオンテック(BNT) 米国

       ☆モデルナ(MOD) 米国

       ☆サノフィ- 仏

       ☆日本 その他

     

    [ベクタ-ワクチン]

    ◎仕組み

     ベクタ-とは媒介、運ぶといった意味です。

     チンパンジーのアデノウイルスを利用します。

     アデノウイルスの毒性を消し、

     新型コロナウイルスのスパイクタンパクの遺伝子をDNAにして

     アデノウイルスに入れます。

     そのアデノウイルスを運び屋ワクチンとして使用するのです。

     注射されると、体内では免疫機能の働きでアデノウイルスは処理され、

     組み込まれた遺伝情報からスパイクタンパクが出来で抗原になります。

     そしてそれに対して抗体がつくられる仕組みです。

    ◎この方法のワクチン

      ☆アストラゼネカ 英

      ☆ジョンソン&ジョンソン

      ☆日本、中国、その他

     

    [不活化ワクチン]

    ウイルスの危険性を考慮して、ウイルスを殺してしかも部分的に使用します。

    従来の予防接種では「ポリオ」「日本脳炎」「B型肝炎」「黄熱病」等がこのタイプです。

    活性が失われているため効果が弱いとされています。

    新型コロナウイルスでは同じような作り方をするのかはよく分かりません。

    ◎この方法のワクチン

      シノファ-ム  シノバック  中国

     

    [ワクチンの免疫強化剤]

    前にも書きましたが、きちんと感染して治ることで免疫ができます。

    あるいは生きているウイルスを利用することが効果があります。(生ワクチン)

    しかし万が一ワクチンのせいで発病したら困ります。

    また副作用を防ぐことが重要です。

    その為安全なワクチンが主流になってきました。

    そして安全であればあるほど効果は弱くなってしまいます。

    そのため免疫を高める補助の化学物質が使われるようになりました。

    それはアジュバンドと呼ばれ、アルミニウムが主原料です。

    アルミニウムは細胞障害性があるため免疫を喚起します。

    つまりアジュバンドを利用して強制的に身体の免疫を高めて

    それに乗じてワクチンが効くようにしています。

    その為、アジュバンドによる健康被害も出て、アジュバンドの被害か

    ワクチンンの被害か分からなくなる場合もあります。

    そのよい例が子宮頸がんワクチンです。

     

    今回の新型コロナウイルスのワクチンに関しては、

    アジュバンドの記載がありませんので、使われたかどうかが分かりません。

    もしかしたらmRNAや脂質やベクタ-がアジュバンドの役割をしているのかもしれません。

    あるいは、アジュバンドがないため効果が弱くて、

    2~3回打ったり、持続時間が短いのかもしれません。

     

    [ワクチンの副作用]

    ワクチンの有効性を宣伝するため、マスコミでは副反応と言っていますが、

    副作用或いは有害事象というべきでしょう。

    アメリカやヨ-ロッパを始めとした国のニュ-スでは有効性を強調し、

    副作用の報告が少ないように思われます。

    日本で医療従事者への接種が始まりました。

    かなり副作用が出ているようです。

    医療の専門家への接種で相当副作用が出ていることは皮肉なことです。

    一般の人、特に基礎疾患を抱えた高齢者への接種の安全性に疑問が持たれます。

    従来から予防接種の時は身体の調子が良い時に限られます。

    つまり予防接種(ワクチン)は健康人を対象にしているのです。

    基礎疾患があるということはそれだけでワクチンは危険であるといえるでしょう。

     

    副作用の起きる原因としては

    ◎ワクチンは免疫反応を利用しているため、

     新しいタイプのワクチンでは、安全確認が不十分で未知の異常反応の可能性がある。

    ◎アレルギ-、リュウマチ等の免疫疾患がある人は免疫異常を起こしやすい。

    ◎常用の薬の種類によっては免疫の低下や上昇をしている可能性がある。

    ◎アジュバンド(免疫強化剤)のような異物

    ◎日常服用している健康食日やサプリメントが絡む異常

    ◎その他、新規のワクチンのため未知の有害事象

       →アストラゼネカの血栓症はその可能性?

     

    [新型コロナウイルスの死亡率]

    ワクチンは何のために使用するかを考えてみます。

    感染防止と言われますが、最終的には死亡を減らすことが目的でしょう。

    実際にどのくらいの人が新型コロナウイルスで死亡しているのでしょうか?

    2021年3月1日現在の厚生労働省の発表です。

    年代死亡数(人)死亡率(%)
    10代未満00
    10代00
    20代30.038
    30代110.14
    40代470.6
    50代1481.86
    60代4745.96
    70代148118.6
    80代以上424653.4
    単に高齢者3374.24
    年齢非公表119915.1
    合計7946 

    死亡率は死亡者数に対する死亡率です。

    全体の感染者は3月5日現在で437,947人です。

    80代以上の高齢者は4,246人ですから、死亡率は感染者全体の1%以下です。

    繰り返しますがワクチンの目的は死亡者を減らすことでしょう。

    ワクチンの副作用や有効性を考えたときに

    ◎死亡率0%の10代以下に必要か?

    ◎副作用を考慮すると、死亡率1%以下の20~40代に必要か?

    ◎基礎疾患がある高齢者に必要か?

    このような疑問が出ます。

     

    [ワクチンの有効性]

    厚生労働省の資料を基に医薬ビジランスセンタ-が作成した表があります。

    ワクチンで死亡者を減らす効果を95%と仮定して、

    患者の死亡を一人減らすために何人にワクチンの接種をする必要があるかという研究です。

     注:NNTB(number needed to treat for benefit)と言って、

       一人に利益を得るために、何人に治療(ワクチン)必要かという計算です。

    ◎日本でワクチンを何人に打てば、新型コロナによる死亡を1人減らせるか?

     通常の肺炎の死亡率と比較しました。

    年齢

    1人減るための

    接種人数

    新型コロナの死亡率 

    10万人当たり

    肺炎の死亡率

    10万人当たり

    10才未満無限0.01.0
    10代無限0.00.2
    20代200万人0.00.2
    30代60万人0.10.6
    40代20万人0.31.6
    50代6万人0.95.1
    60代2万人2.722.2
    70代6400人8.289.3
    80代以上1700人3.6713.1

    ◎肺炎に比べると新型コロナウイルスの死亡者が少ないことが分かります。

     

    次にノルウェイのワクチン接種後の死亡について書きます。

    ノルウェイでは75歳以上の高齢者42,000人がファイザ-のワクチン接種し、

    その後33人が死亡しました。

    ノルウェイの医薬品規制当局ではワクチン接種との関係を指摘しています。

    42,000人接種で33人死亡です。

    1,300人弱に1人の死亡です。

    上の表を見てください。

    80歳以上の高齢者は1,700人に接種すれば1人死亡を防げるとあります。

    しかしノルウェイの例で計算すると1,700人を助けるためにワクチンを接種すると

    1,300人に1人死亡するので、ワクチンをすればするほど死亡者が増えることになります。

    このように考えると、

    ワクチン接種は健康で基礎疾患がない人で、中年の人が中心かもしれません。

    通常は健康に見えても花粉症、リュウマチ、

    その他アレルギーのある人は気を付けた方が良いかもしれません。

     

    [アナフィラキシ-]

    ワクチンの副作用でアナフィラキシ-という言葉が使われます。

    ◎アナフィラキシ-の症状

      →皮膚・粘膜症状(発疹・ジンマシン、かゆみ)

      →呼吸器症状(咳、喘鳴、呼吸困難、チアノ-ゼなど)

      →循環器症状(血圧低下、血圧上昇)

      →消化器症状(下痢、吐き気、嘔吐)他

    ◎どのように現れるか

      →突然発症する

      →徴候及び症状の急速な進行

      →2つ以上の多臓器の症状

    ◎3月11日までのアナフィラキシ-

     厚生労働省では3月11日までに、約18万回の接種で36人にアナフラキシ-と発表しました。

     41%です。

     その後「薬のチェック編集委員会」では厚生労働省と同じ手法で計算した結果、

     81%がアナフラキシ-と判断されました。

     100万回接種で160人の頻度です。

     現在は医療関係者が接種していての状態ですから、

     これから増えるかもしれません。

     

     

    余談ですが、参考までに外国での感染者の情報です。

    2021年3月8日現在の厚生労働省の資料からです。

    死亡率が日本より高い国、低い国・・・・

    医療体制や国民の意識等・・・参考になるかもしれません。

    [外国の感染者と死亡者]

    国名感染者数死亡者数死亡率
    日本440,66683071.89
    中国89,9944,6365.15
    韓国82,8171,6421.77
    アメリカ28,998,834525,0311.81
    カナダ892,19922,2342.49
    フランス3,964,07888,7272.24
    ドイツ2,508,65571,9842.87
    イタリア3,067,486997853.25
    イギリス4,231,166124,7362.95
    スウェ-デン684,96113,0031.2
    スイス562,29010,0481.79
    ノルウェイ74,9426320.84
    デンマ-ク215,5282,3801.1
    オランダ1,135,25815,9621,41
    イスラエル801,5755,8910.73
    ロシア4,274,26387,6142.05
    フィリピン594,41212,5162.11
    インド11,229,398157,8531.41

     

    [変異したウイルスについて]

    このところ毎日のようにマスコミでウイルスの変異つまり

    変異ウイルスの事が話題になっています。

    ウイルスの変異についてはこのホ-ムペ-ジのあちこちに書きましたが、

    あまりにニュースになるので改めて超簡単に書きます。

    インフルエンザも同じですが、ウイルス特にRNAウイルスは簡単に変異します。

    昨年(2020年)6月の国立感染症研究所の論文には、

    新型コロナの変異は年25.9回が予測される、と書かれているくらいです。

    ウイルスは自分で分裂増殖はできません、

    動物に感染してその動物の遺伝子を利用して増殖します。

    その時の増殖で簡単に細かい変異をします。

    極端に言うと、インフルエンザの場合、

    感染して治った時には体内で違う型に変異しているといわれるくらい早いのです。

    変異したウイルスが環境に適応すれば新しい型として増殖し、適応しなければ死にます。

    もしウイルスがどこにも感染しなければ増殖出来ず変異も出来ずに死滅します。

    何億年(?)の歴史の中でウイルスはその様に

    感染と変異をしながら生き残り、多くの種類になったものと思われます。

    もちろん変異したから病原性が強いとか弱いとかは関係ありません。

    単に変化しただけですから。

    つづきを読む

  • 追加:新型コロナウイルスのワクチンについて

    2021/01/02
    11:08

    新型コロナウイルスのワクチンは何時頃できるのか話題になっています。

    ワクチンには色々なタイプがあります。

    まず基礎的な話です。

    ワクチンは体内に入れることによって

    抗体が出来る事を期待するのが目的です。

    抗体を作る一番早い方法は病原体を感染させて、

    身体が自力で治って抗体を持つことです。

    しかし生きた病原体をそのまま身体に入れると

    わざわざ病気になるようなもので危険です。

    その為病原体を発病しない程度に色々な処理をして作るのがワクチンです。

     

    ワクチンには処理の仕方で色々なタイプがあります。

     

    ●生ワクチン

    生きた病原体を使う方法です。

    ウイルスは生きているので体内で増殖します。

    その為抗体もそれに合わせて全身に大量にで出来きます。   

    そのまま使うと感染して発病の危険性があるので、

    発病に関係する部分だけは除去します。   

    但し変異しやすい病原体は危険です。

    その為あまり変化しない病原体に限られます。   

    ☆種類    

    BCG、はしか・風疹混合、水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふく)、

    ロタウイルス(胃腸炎)

     

    ●不活化ワクチン   

    変異が激しいウイルスの場合、感染の危険性を考慮して

    病原体を殺して(不活性化)して使います。

    ウイルスは死んでいるので体内で増殖しませんので

    抗体もあまりできません。

    そのためインフルエンザワクチンは効かないのです。   

    更に細かい成分だけを使用した

    成分ワクチン(スプリット及びコンポ-ネントワクチン)もあります。   

    ☆種類    

    ポリオ、日本脳炎、肺炎球菌、Hib、B型肝炎、

    A型肝炎、黄熱病、狂犬病、インフルエンザ、

    子宮頸がん、コレラ、百日咳

     

    ●病原体の出す毒素の毒性部分を取り除いて使用するワクチン。

    トキソイドと言います。 

    ☆種類

    破傷風、ジフテリア

     

    色々あるワクチンの中で今回の新型コロナウイルスに近い種類では、

    インフルエンザワクチンがあります。

    そのためインフルエンザワクチンの説明をします。

     

    種類はA型、B型、C型の3種類ありますが

    通常問題になるA型を取りあげます。

    ☆種類

    A型は人間にも動物にも感染     

    B型は人間にだけ感染するが変化が少なく多くが抗体を持っている     

    C型は多くが免疫を持っているのでほとんど流行しない

    インフルエンザウイルスは非常に変化が激しいため、

    生ワクチンでは体内で変化する可能性もあり、不活性にした方が安全です。

    →インフルエンザに感染して治ったころには体内で型が変わっていることがある

      注:母里啓子「インフルエンザワクチンは打たないで」から

     

    そして更に不活性でもウイルス全体を使うのではなく

    ウイルスを構成している部分、

    つまり部品を使うのでコンポ-ネントワクチンと言われます。

    ウイルスは中心のゲノム(遺伝子・紐の様なもの)、

    エンベロ-プ(遺伝子を包んでいるカバ-)、

    更に表面のスパイク(糖タンパクの突起物)に分かれます。

    免疫は身体が抗原を認識して抗体を作ります。

    ですから抗体を作るためにウイルスのどこを認識させるかです。

     

    ◎ウイルス全体を抗原として認識させる   

    ◎ゲノムを認識させる   

    ◎エンベロップを認識させる   

    ◎スパイクを認識させる

     

    身体にウイルスが侵入した時、

    最初に私たちの細胞に接触するのはスパイクです。

    そのためウイルスの中身はともかく、

    スパイクを抗原として認識することが出来れば

    いち早く抗体を作る準備が出来ます。

    私たちが出会う人を判断するのに、

    その人の心や身体の中身で判断するよりまず顔で判断するようなものです。

    インフルエンザの場合で話を進めます。

     

    ●インフルエンザウイルスの種類  

    インフルエンザウイルスの表面のスパイクには

    「NA」と「HA」という2種類の蛋白質があります。  

    NA(ノイラミニダ-ゼ)には9種類、HA(ヘマグルニチン)には16種類の型がありますので、

    組み合わせで144種類にもなります。 

    NAは感染した細胞内で増えたウイルスが外に出て感染を拡大する時に働き、

    HAは細胞に感染する時に働きます。      

    今まで流行した型

    H1N1、H2N2、H2N8、H3N2、H3N3、H3N8、H5N6、

    H5N6、H5N8、H7N7、H7N9、H9N2  

    その中で1979年以降はH1N1とH3N2が繰り返し流行しています。  

    特に2009年の新型インフルエンザの騒動の時はH1N1でしたが、

    若干変異した型だった為大流行しました。

     

    ●ウイルスのどこを抗原として認識するか           

    HAはウイルスが細胞に入る時に働く部分です。

    感染に関与していると思われるため、

    ワクチンを作る時はHA部分をウイルスの顔つまり

    抗原として認識するようにしています。  

    単にHAという部品を使うためコンポ-ネントワクチンと言われます。  

    ワクチンを打った時私たちの身体では同じHA抗原にのみ抗体が出来ます。

    HA抗原が少し変異すると認識できず抗体は働けません。

    それに引き換え完全に感染した場合HAが変異しても、

    NAにもエンベロップにもゲノムに対しても強力な抗体が出来ます。

    つまり完全な免疫が出来るです。

    ちなみにNA部分はウイルスが細胞内で増殖して細胞から飛び出して感染拡大をするときに働きます。

    その働きを阻害するのがタミフルです。

     

    ●どのタイプの型をワクチンにするか  

    インフルエンザの場合、毎年WHOで世界中の流行状況を調べて

    次に流行りそうな型を決めます。  

    日本ではその内からA型2種類、B型の計3種類を選定して

    ワクチンメ-カ-で製造します。  

    新型インフルエンザでも何種類かの型が選ばれると思います。

     

    ●コンポ-ネントワクチンの作り方 

    1.ウイルスの増殖  

    まずウイルスの数を増やします。

    日本では鶏の有精卵を使っています。

    有精卵を孵卵器に入れて温めます。

    あとでひよこになる胚が出来ます。

    10~11日後に卵に小さな穴をあけてウイルスを注入します。

    さらに温めるとウイルスが漿尿膜に出てきます。

    それから漿尿膜の水を取り出します。

    そこには大量のウイルスが増殖しています。

    2.ウイルスだけを取り出す

    漿尿水を遠心分離器にかけて卵成分など不要なものを取り除いて

    ウイルスだけを取り出します。 

    3.HA蛋白を取り出す

    増殖したウイルスをバラバラにしてHAだけを取り出しホルマリン処理してワクチンの完成です。

     

    ●不純物の混入

    鶏卵を利用する為、どんなに丁寧に遠心分離機を利用しても

    不純物が残る可能性があります。

    特に卵成分が残った場合卵アレルギ-の人は要注意です。

     

    さて本題の新型コロナウイルスです。

    長々インフルエンザの話をしましたが、

    同じRNAウイルスなのでワクチンを作る場合同じようなやり方になると思います。

    1.ワクチンを作る為に色々ある新型コロナウイルスのどの型を選ぶか

    2.生ワクチンにするのか不活性ワクチンにするのか、

     コンポ-ネントにするのか

    3.コンポ-ネントの場合、新型コロナウイルスのどの部分を抗原にするか

    4.増殖するために鶏卵を利用するのか? その量は間に合うか?

    5.ウイルスの増殖と抗原の抽出をどのようにするのか

    6.効果があるデ-タ-をどのように出せるか

    7.安全確認はどのようにするのか

    これ等を全て考えると、ワクチン開発や販売は半年や1年では困難だと思われます。

     

    ●ワクチンの効果は? 

    危険性を考えると生ワクチンは出来ないと思われます。

    不活性の場合体内でウイルスは増殖しませんので、抗体は増えません。

    さらにコンポ-ネントですとインフルエンザと同じで

    殆ど効果は期待できないと思われます。

    つづきを読む

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