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キーワード「中華民国維新政府」を含む投稿一覧

  • 華中占領地区の阿片政策

    2020/07/12
    11:16

    1938年3月、南京に日本の傀儡政権として

    「中華民国維新政府」が出来ました。

    維新政府設立と同時に日本軍の特務部は解散となり、

    興亜院華中連絡部が発足しました。

    維新政府と興亜院の指導で8つの大きな阿片商を集めて

    「宏済善堂」という阿片販売商社が作られ、

    表面上の責任者は中国人がなりましたが実質の責任者として

    里見甫(中国名 李見夫、利鳴)が就任しました。

    その後、傀儡政権は実権がなく手を出せないため、

    阿片販売の一切は里見甫が率いる

    宏済善堂の思うがままになりました。

     

    里見は陸軍の極秘の指令で動いていたため、

    現地の日本側機関も手を出せず、

    東京の軍中央との打合せで内密に全てが動いていきました。

     

    ●上海におけるアヘンの状況

    H・Fギル(イギリス人・上海国際共同租界警察局)

    東京裁判証言

     ◎日本軍の占領以前に、

      上海地区で公然とアヘンの売買はまったくありませんでした

     ◎1938年10月頃、上海西部に12ケ所のアヘン吸引所を作る計画がでました。

      そこに20名のアヘン販売者を置くこととなりました。

     ◎アヘンは上海にはほとんど日本の船によって輸送されました。

      積み下ろしも日本側の埠頭でした。

     

    ●南京についての報告書 M・Sベ-ツ     

    (アメリカ人・金陵大学歴史学教授)

     ◎麻薬についての商売は公益事業とされたのであります。・・・・

      アヘンが公の店、すなわち政府の店で売られるようになり、

      またアヘン窟の広告が政府の新聞に出てくるようになりました。

     ◎1938年10月には営業の出来るアヘン窟が175あり、アヘンを販売する所は30ありました。

     

    上記のベーツ報告書は1939年11月25日 

    UP電で世界に知られる事となりました。

     

    日本の領事館でも問題になりました。

    ●上海 三浦義秋総領事から野村吉三郎外務大臣への電報

    1939年11月27日(原文カナ)

     25日、金陵大学教授ベイツは

     広東に於ける麻薬取り締まり状況に関する

     調査報告を発表せるが

     「ユ-ピ-」はその要点を電報し、

     同日の「イブニング・ポスト」及び

     26日の「チャイナ・プレス」はほとんど全文を掲載せり

     ◎要旨左の通り

      南京に於いて免許せられた

      阿片販売人、吸引所、旅館多数ある外、

      多数の闇取引行なわれ居り

      少なくとも市民の1/3は中毒者なり

      阿片は主として満州国より、

      次いで「イラン」より日本商人の手を経て輸入せられ・・・・

      維新政府行政院の阿片収入は毎年300万元に上り、

      同政府の主たる財源となれ居り。

      日支双方(注:日本政府と南京傀儡政府)とも現行の阿片販売制度は

      政府維持の為欠くべからざるものと称し、

      憲兵特務機関も利益を分割し居れり

      政府官吏及び警察官にして中毒し居るもの多数ある由なり。

      尚「ヘロイン」吸引も増加し

      毎日2~30の中毒者の死体発見せらる・・・・

      (チャイナ・プレス社説には)現在の事態は

      単に無責任なる日本人の所作為と証するを得ず

      日本政府及び国民全部が全責任をおうべきものなり 

      過去50年間日本の征服する所必ず麻薬を伴えり・・・・

     

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  • 華北占領地区の阿片政策

    2020/07/10
    16:49

    1937年12月14日、

    日本軍によって中華民国臨時政府が北京に作られました。

    王克敏を行政委員長とする傀儡政権でした。

      (注:その後、1938年3月28日に

        梁鴻志を行政院長とする中華民国維新政府を南京に作った)

     

    1938年6月1日、

    北京の臨時政府は阿片について次のような政策を発表しました。

     1. 市内アヘン吸引所 140~150ケ所、旅館、娼窟等に対し、

      営業としてアヘン吸引を許可する。

     2.出願者には登記料を課す

     3.無許可者が他人に吸引させた場合には30~150元の罰金を課す

     5.煙館一戸にたいして1ケ月10元の燈損(営業税)を課す

     6.吸引者には期限戒煙執照(期限付の吸煙許可証)を下付し、

      手数料1円を徴収する

     

    中国各地どこでもそうでしたが、

    表面上は登録制や専売制を採用し、

    徐々に阿片を撲滅していく政策でした。

    それ以外は密売で、いわゆる裏社会が扱い、

    厳しい取締りの対象になるはずでした。

    しかし実はその裏社会にも国が関与していたのです。

     

    ●華北に於ける麻薬秘密社会の実体

    在北京大使館 嘱託 渡辺寅三郎調べ (原文カナ)

     華北に於ける麻薬(ヘロイン)の秘密組織は

     勿論単一な組織体ではなく、

     各種各様の秘密組織が渾然と集まって

     複雑隠秘な秘密社会を構成している。

     この秘密組織を人的構成の点から見ると

     朝鮮人を主体に中国人、内地人等、

     約1万5~6千戸、6万人内外の家族を内包しており、

     地域的に之を見れば

     国内的には密業中心都市として

     京津(注:北京と天津)を中心に

     華北の治安地区全面(相当範囲の敵地区又は匪賊地帯も)、

     国際的には蒙彊、満州(及び華中、華南)の

     全面にわたって秘密細胞を拡げ、

     機能的には京津両市の密売組織及び

     この組織と華北全面の小売網とをつなぐ密輸輸送組織、

     京津両市と蒙彊、満州、華中、華南を結ぶ密輸組織、

     原料薬品の密売、密輸組織等より構成されたる総合体で、

     この内輸送組織は主として

     麻薬業者と国策輸送機関(陸、空、海)内の日華従業員

     或いは特殊機関関係員等の包合組織となっており

     秘密組織の職種は更に検察機関の中にさえ恐るべき毒糸を伸ばしている。

     

    この報告書で分かるように、

    実際には国の特務機関が裏社会に関係していました。

    というより実質的に取り仕切っていました。

    勿論国や特務機関が直接手を出したわけではなく、

    軍から依頼を受けた民間人の里見が

    中国中の阿片の元締めとしてで動いたのです。

    つぎにその事を書きます。

     

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  • 南京事件の期間は

    2020/07/06
    13:15

    南京戦はいつ始まっていつ終わったのか?

    この期間を長くすれば被害が増え、

    短くすると被害が少なくなるのは当然のことです。

     

    時期を整理すると

    ◎1937年11月6日 中国軍の撤退を受けて日本軍は上海から南京へ追撃を始めた

    ◎12月1日 天皇の南京攻撃命令

    ◎12月4日 日本軍が中国軍の防衛線を突破

    ◎12月10日 日本軍総攻撃開始

    ◎12月13日 南京陥落 戦闘終了

    ◎1938年2月28日 日本の傀儡政権「中華民国維新政府」樹立

     

    多くの研究者は1937年11月6日から1938年2月28日までを事件の期間として調査をしています。

    当然のことだと思います。

     

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