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キーワード「大陸命第39号」を含む投稿一覧

  • 毒ガス使用に関する軍の命令書

    2020/12/17
    9:32

    お年寄りの話を聞きますと、

    日本陸軍は勇猛果敢で強かったと言います。

    しかし中国ではどうもそうではなかったようです。

    中国側の抵抗が強く

    日本軍が負けることがたびたびあったようです。

    そこで毒ガスが使用されました。

     

    上海戦で日本軍歩兵が防毒マスクをつけて

    市街戦をしている珍しい写真がありますが、

    陸軍では苦戦を強いられた時、

    まず敵の陣地に集中的に毒ガス弾を打ち込んで、

    それから防毒マスクをつけた歩兵が攻撃し、

    苦しんでいる敵を証拠隠滅のために殺したのです。

     

    数年前の地下鉄サリン事件を思い出してください。

    あの場面で苦しんでいる人の所に

    防毒マスクをつけた兵隊が来て、

    一人一人殺すのと同じ事です。

    全て証拠を残さないようにしたため

    写真もあまりありませんが、

    多くの戦闘場面で日本軍歩兵が

    防毒マスクをして戦闘したようです。

     

    日本の毒ガスの準備は、

    将来のソ連やアメリカに対する戦争に

    備えるものでした。

    中国では実用実験の予定でした。

     

    1937年の盧溝橋事変の時には

    すでに毒ガスの準備が進んでいたので、

    どんどん使い始めました。

     

    ●1937年7月27日  

     臨参命第65号によって化学戦部隊の派遣命令が出る

    同  28日  

     臨命第421号によって、

     適時催涙筒を使用する許可が出ました

     

    その後続々と

    「適時毒ガスを使用する事」

    「極力毒ガスを使用する事」

    「毒剤等特殊資材を使用する事」

    の命令が次々と出るようになります。

    その一方で国際世論やマスコミを

    気にしていた政府・軍部は

    秘密保持に努めました。

     

    ●1938年4月11日 大陸指第110号(原文カナ)

    指示

     大陸命第39号及第75号に基き更に左の如く指示す

    1 左記範囲に於てあか筒軽迫撃砲用あか弾を使用する事を得

     (1) 使用目的 山地帯に蟠居する敵匪の掃蕩戦に使用す

     (2) 使用地域 山西省及びこれに隣接する山地地方

     (3) 使用法  努めて煙に混用し

             厳にガス使用の事実を秘匿し、

            その痕跡を残さざる如く注意するを要す

          注:バレないように注意しろという命令です

    2 別紙の如くあか弾及びあか筒を交付す

     昭和13年4月11日

    参謀総長 戴仁親王

    北支那方面軍司令官伯爵 寺内寿一殿

    駐蒙兵団司令官 蓮沼蕃殿

     

    ●1938年5月2日 大陸指第120号  

     中支那派遣軍にみどり筒使用許可の指示 

                          

    ●同年5月3日、

    「特種資材使用に伴う機密保持に関する指示」  

    北支那方面軍参謀総長の指示

    1  ガス資材の筒・収容箱の

        標記をあらかじめ削除すること 

       注:証拠になる表示は消せ

    2    使用後のあか筒は

       蒐集して持ち帰る事 

      注:証拠品を残すな

    3    教育には印刷物を使わず、

       被教育者以外の立ち入りを禁止し、

       習得事項の口外を禁止すること

      注:印刷物等の証拠を残すな

    4    使用の場合、使用地域の敵を

       為し得る限り殲滅し

       以って之が証拠を残さざる如く努めること

      注:証拠が残らないように全員殺せ

    5    住民の居住地域や外部との

       交通の便利な地点での使用を避けること

      注:目立つ所ではやるな

    6    毒がス資材を敵に委せざるを期すること 

      注:残留物を敵に残すな

    7    資材の運搬に現地住民や傭役車馬を利用しないこと

    8    毒ガスを使用したとの敵側の宣伝に対しては、

       毒煙ではなく単なる煙であると宣明すること

      注:普通の煙だといってごまかせ

     

    ●1938年8月6日 大陸指第225号  

     武漢攻略戦で、あか弾・あか筒使用許可の指示

     

    ●1938年12月2日、大陸指第345号  

      閑院宮参謀総長から中国戦線の全日本軍宛

     在支各軍は特種煙(あか筒・あか弾・みどり筒)を

     使用することとを得、

     但之が使用にあたりては

     市街地特に第三国居住地を避け、

     勉めて煙に混用し厳にガス使用の事実を秘し

     その痕跡を残さざる如く注意すべし、

     特種煙の使用並びに利用に関する

     部隊の練成は更に一層向上徹底せしむるを要す

     

    ●  1939年5月には「きい弾」の使用許可が出ます

    大陸指代452号(原文カナ)

    指示

      大陸命第241号に基づき更に左の如く指示す

     1 北支那方面軍司令官は現占拠地域内の作戦にあたり

        黄剤等の特種資材を使用し其作戦上の価値を研究すべし

     2 右研究は左の範囲にて実施するものをす

      イ、使用の秘匿に関しては万般の処置を構ず、

       特に第三国人に対する被害を

       絶無ならしむると共に

       秘匿することに関し遺憾なからしむ     

      ロ、支那軍以外の一般支那人に

        対する被害は極力少なからしむ

      ハ、実施は山西省内の僻地に於いて

        秘匿の為に便利なる局地に限定し

       試験研究の目的を達する最小限とす

      ニ、雨下ハ之を行わず

    昭和14年5月13日

    参謀総長 戴仁親王

    北支那方面軍司令官 杉山元殿

     

    ●1940年の参謀総長の指示 大陸指第699号(原文カナ)

     指示

     大陸命第439号に基づき左の如く指示す

     支那派遣軍総司令官及び南支那方面軍司令官は

     左記により特種煙及び特種弾を使用することを得

    1 厳に使用の企図及び事実を秘匿す

       特に其の対外影響を慎重に考察し

       第三国人居住地付近に使用せず

       かつ其の痕跡を残さざる如く注意す

    2 雨下ハ之を行わず

    昭和15年7月23日

    参謀総長 戴仁親王

    支那派遣軍総司令官 西尾寿造殿

    南支那方面総司令官 安藤利吉殿

     

    このような秘密命令が何度も出ています。

    さらに外務省からも

    「でっちあげて、中国側が使用したように

    宣伝すること」という通達が出されています。

    そのため、日本国民もマスコミも

    事実を知らないまま現在に至ったのです。

    ただし被害を受けた中国では

    当然分かっている事ですし、

    世界中が見ていたのです。

    世界中から非難を受けた日本は、

    それでも戦争末期まで認めようとはしませんでした。

     

    ●1944年7月15日 支那派遣軍当局の声明

     皇軍は道徳をかたく守るものであり、

     過去においてかかる事実がなかったし、

     将来においても敵が毒ガスを用いる事がなければ、

     皇軍は絶対に用いるはずがない

     

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