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キーワード「強制自決」を含む投稿一覧

  • 沖縄戦の死者

    2020/07/13
    16:41

    沖縄戦の戦死者(戦闘だけではない)数には

    色々な統計があり、正確な数はまだ分かっていません。

    一応沖縄県の援護課がまとめた推定数を書きます。

       軍人  本土出身の軍人   65,908人

           アメリカ軍人    12,520人

                 小計  78,428人

       沖縄出身の軍人軍属     28,228人

       住民・戦闘参加者      55,246人

       一般住民          38,754人

                 小計  122,228人

          総合計        200,656人

     

    この集計の解説をします。

    ●「沖縄出身の軍人軍属」の28,228人を

     軍人とするか住民とするかで内容は変わります。

     実はここにはひめゆり部隊のような

     学徒隊、防衛隊、男女義勇隊が含まれるのです。

     ですから実際は住民が多いと考えてわざと分けました。

     

    ●厚生省の調査では、

     統計の内14歳未満の戦没者が11,483人になっています。

         (太田昌秀・総史沖縄戦)

       内訳は  壕提供    10,101人

            食料提供       76人

            自決       313人

            友軍よりの射殺  14人

            その他

     子どもが戦争協力をする筈がなく、

     14歳未満が死んだ理由として

     「壕提供」とは軍人により避難壕から追い出されたことです。

     また「食料提供」とは軍人による食力強奪であり、

     自決とは強制自決のことでしょう。

     

    ●住民の戦闘参加者とは、

     厚生省の援護法を受けた住民のことを言います。

      実際は一般住民と同じです。

      「参考」として援護法上の戦闘参加者とは

    1. 義勇隊 2. 直接戦闘 3. 弾薬・食料・患者等の輸送  

    4. 陣地構築 5. 炊事・救護等雑役 6. 食料提供 

    7. 四散部隊への協力 8. 壕の提供 9. 職域による協力   

    10. 区村長としての協力 11. 海上脱出者のクリ舟輸送

    12. 特殊技術者 13. 馬糧莵集 14. 飛行場破壊 15. 集団自決 16. 道案内

    17. 遊撃隊協力 18. スパイ嫌疑による斬殺 19. 漁労勤務 20. 勤労奉仕作業

     以上

    ●この統計には敗戦前後のマラリア等の

     病死や餓死は含まれていません。

     これらを入れると一般沖縄住民の死者は

     15万人を超えるかもしれません。

    ●さらにこの統計には朝鮮半島から連行されて働いていた

     朝鮮人の死亡者数は含まれていません。

     

    推定ですが沖縄住民の死者が15万人位だとすると、

    当時の県人口が60万人くらいでしたから、

    4人に1人が死亡したことになります。

    アメリカ軍の記録によれば、

    日本軍の戦死者11万人、

    捕虜はわずか7,400人で、

    戦争の常識とは逆の数字です。

    「最後の一兵まで・・・」という持久玉砕作戦が

    多くの死者をもたらしたものと思われます。

     

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  • 集団自決

    2020/07/13
    16:10

    日本軍は徹底して住民に

    米軍に対する恐怖心を植え付けました。

    アメリカ人はツノが生えていて鬼だ、

    捕まると虐殺され、女は暴行され、

    子どもは食べられる・・・・等です。

     

    沖縄は移民が多く外国暮らしの経験者が

    多かったためその嘘は見破られました。

    そこで日本軍はその嘘がばれるのを恐れて、

    外国帰りの人や沖縄語を話しただけでも

    スパイとして処刑したのです。

    そこに集団自決の原因の一つがあるようです。

     

    「慶良間諸島」

    以前より梅沢隊長から

    「住民は男女を問わず軍の戦闘に協力し、

    老人子どもは忠魂碑前に集合、

    全員自決せよ・・・」という通達がなされていました。

    自決用の手榴弾も防衛隊を通じて配られていました。

    3月26日、米軍が上陸した時、

    逃げ場を失った人々は、山中で或いは家庭壕で、

    家族親類ぐるみで自殺を決行しました。

    手榴弾のないものはカミソリ、鎌、包丁などで

    互いに刺し合い絶命しました。

    一本のロ-プの端を木に縛りつけ、

    20人の首に順に巻きつけて絞め殺した人は

    放心して米軍に保護されました。

    犠牲者は171人(沖縄県史では358人)と言われます。

     

    「渡嘉敷島」

    赤松隊長命令で集結した住民は

    日米両軍に挟まれて一斉自決をしました。

    家族ごとに手榴弾が配られたが、

    不発が多く、棍棒や鍬などで頭を割って自殺しました。

    犠牲者 329人(内 婦女子224名)

    ●証言

     1.  1945年3月20日 

      赤松隊から伝令で部落の住民を

      役場前に集めるように命令された。

      17歳未満の少年と役場職員を役場の前に集めた。

     2. 兵器軍曹が手榴弾を2箱持って来て、

      20数名に2個ずつ配り、訓示をした。

      訓示 

       「・・・・1発は敵に投げ、・・・・残りの1発で自決せよ」

    村役場から離れていた阿真集落では

    「捕虜になれば腹一杯食事が食べられる」との情報を信じて、

    米軍に保護され自決は行なわれませんでした。

     

    「慶留間島」

    男たちは防衛隊にとられ、

    女と子どもと老人の島でした。

    敵が上陸したら竹槍で戦い

    最後は自決する命令を受けていた。

    3月26日米軍上陸と同時に自決が始まった。

    子どもは親が手にかけ、ネコイラズを呑み、

    首をつり、或いは炎に飛込んで自殺しました。

    わずか1時間で人口100人の半数が死亡しました。

    犠牲者  53人

     

    「読谷」

    米軍上陸地点のすぐそば、

    読谷村波平の住民約1,500人は

    周辺に点在するガマ(洞窟)に避難していました。

    その中の大きな事件です。

    ●チビチリガマ

     141名が避難していました。

     4月1日米軍がやって来ると、

     13歳以上の住民が竹槍で攻撃を仕掛け

     機関銃でやられてしまいました。

     通訳が「殺しはしないから、ここを出なさい」と

     呼びかけましたが、

     アメリカ人に恐怖感を持っていた住民は

     洞窟の奥に逃げ込んでしまいました。

     洞窟の入口は警防団が固め、

     中国戦線帰りの在郷軍人は「米軍は捕虜にひどい事をする。

     だから自分で死んだ方がよい」と言い、

     元従軍看護婦は「軍人は本当に残虐な殺し方をするよ。

     うちは中国でさんざん見ているから良く知っているよ」

     と言って自決を強要しました。

     そして住民は衣類や草木を燃やして

     一酸化炭素中毒で自殺をはかり、

     刃物で家族ぐるみが刺し合い、毒薬の注射をしました。

     犠牲者 83名 (内 15歳以下が46名)

     

    1キロメ-トルほど離れたシムグガマには

    約1,000人の同じ部落の人が避難していましたが、

    自決は行なわれませんでした。

    ここでは日本軍人や防衛隊はいなくて、

    ハワイ移民帰りの英語が話せる2人の男性が

    リ-ダ-をしていました。

    アメリカにいた経験から

    彼らは日本軍のデマを信用せず、

    むしろ日本軍に恐怖感を持っていました。

    2人はすぐに米軍指揮官と交渉し、

    米軍はすぐに撤退し、

    避難民は全員保護されたのです。

    このような例は沢山あります。

     

    つまり避難した壕に日本軍がいた所は集団自決となり、

    いなかった所は助かっているのです。

    自決と言われる行為が自主的ではなく、

    実は半ば強制だったこのとの証拠です。

     

    沖縄では海外移民が多く、

    戦争前までの累計は72,000人になり、

    全国の移民中11%を占めていました。

    そのため海外、特にアメリカの文化に接し、

    英語を話せる人が沢山いたわけです。

    ですから日本軍人さえいなければ

    防げた悲劇がかなりあったはずです。

     

    「伊江島」

    前線から逃げてきた防衛隊員が

    住民に合流し急造爆雷で自決しました。

    犠牲者ははっきりしませんが、

    100人以上といわれています。

     

    「米須の洞窟(カミント-)」

    ●大屋初子さんの証言

     6月になって避難していた

     アガリガマ(洞窟の名前)に兵隊が来て

     「ここは友軍の陣地になるから民間人は立ち退く事」と

     追い出された。

     自分の家の墓を開けて隠れたが、

     そこにも兵隊が来て追い出された。

     最後はカミント-の地下洞窟に

     部落の人があちこちから集まった。

     6月22日、日本軍が実質的に解散したため、

     徴用されていた防衛隊員がカミント-洞窟に帰ってきた。

     防衛隊員は手榴弾を2個ずつ持っていた。

     1個は敵に投げるもので、1個は自決用です。

     防衛隊の人が「みんな一緒に自決しよう」と言った。

     手榴弾が配られて、家族ごとに固まった。

     そのうち爆発音がおこった。

     続いてあっちでもこっちでも

     手榴弾の音がバンバン聞こえてきた。

     真っ暗な洞窟で、うめき声や泣き声がビンビン響いていた。

     死ぬのが怖くなって

     お父さんお母さん妹と外へ飛び出した。

     翌日、道端に枕木を並べたように

     無数の死体がごろごろしていたが、

     それを見ても何も感じなくなっていた。

    ●沖縄国際大学 石原ゼミの調査

      米須部落の当時の人口  213世帯  1,034人

      戦死者   574人

      死亡率   55.5%

      一家全滅  62世帯

      注:集団自決で何人死んだか不明です。

        しかし一家全滅が多いことを考えると、

        家族ぐるみの自決が多かったと思われます。

     

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