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キーワード「日中歴史共同研究」を含む投稿一覧

  • 南京陥落

    2020/09/09
    15:26

    12月13日午前3時南京は陥落しました。

     

    「アメリカの電報」

    ● 包囲された中国軍

      JR グレイ暗号電報

      発信 上海 海軍無線局経由  

      受信 12月13日午前10時35分

      ワシントン・国務長官宛

     日本軍は蕪湖を占領し、

     そして浦口を占領したことによって、

     長江を除いて南京からの脱出路を

     絶ったと主張している。

     日本側の報告によれば、

     日本軍は南京の城壁の南と

     中華門の西を占領し、

     城壁を突破すべく戦っているところだという。

     日本軍はまた、昨夜照明に助けられて、

     空から集中的に南京を爆撃したこと、

     ならびに中国軍部隊は小さな動力船と

     ジャンクに乗って長江上を

     退却中であるとの主張をしている

       ガウス

     

    ● 反日活動が消滅するまで掃蕩する

      MJD グレイ暗号電報

      発信 南京海軍無線局経由

      受信 12月14日午後12時55分

      ワシントン・国務長官

     松井大将の司令部は、

     南京は昨夜日没に陥落したと発表した。

     日本軍の報告によれば、

     残敵掃蕩戦が現在進行中とのことである。

     日本軍のスポ-クスマンが今日の午前に、

     反日活動が消滅するまで戦

     闘状態は続けられるであろうと、

     声明したと伝えられる。

     兵隊と軍需物資を運ぶ日本輸送船団が

     引続き毎日のように到着している。

     

    ● 「掃蕩」継続中により南京上陸不許可

      LMD グレイ暗号電報

      発信 南京海軍無線局経由

      受信 12月31日午後5時20分

      ワシントン・国務長官

     今日午後2時30分に南京に到着する。

     岸辺はまるで屠殺場であり、

     市内のあちこちで

     小規模な火災が発生しているのが見え、

     銃声も聞こえる。

     私はオアフ号艦長に従って

     英国軍艦ビ-号の司令をたずねた。

     彼は日本海軍の艦艇で行われた

     日本軍当局との初めての会談を終えて、

     ちょうど戻ってきたところだった。

     英国士官の話によれば、

     外国人は現在、誰も南京に上陸を

     許可しないと言っているという。

     説明された理由は「掃蕩」が

     まだ続いているからだとのこと。

     イギリス側は1月6日まで

     上陸することを差し控えるという。

     イギリスの士官は、1月5日に

     英国軍艦クリケット号で南京に来る予定でいる。

    アチソン

     

    12月7日南京陥落は時間の問題だと考えた

    中支那方面軍司令部は

    入城に関する注意事項や

    入城後の処置を下達しました。

     注:立派な下達です。

       きちんと守られていれば

       占領後の悲惨な状況は

       防げたと思われます。

     注:一番最初に書いた

       田母神空将の演説にある

       通達とはこのことでしょう。

     

    ● 南京城の攻略および入城に関する注意事項  

            中支那方面軍司令部

    1. 皇軍が外国の首都に入城するは

     有史以来の盛事にして、

     永く竹帛(ちくはく、歴史書のこと)に

     垂るべき事績たりと 

     世界のひとしく注目しある大事件なるに鑑み、 

     正々堂々、将来の模範たるべき

     心組をもって各部隊の乱入、 

     友軍の相撃、不正行為など

     絶対に無からしむを要す。

    1. 部隊の軍紀風紀を特に厳粛にし、

     支那軍民をして皇軍の威風に敬仰帰服せしめ、 

     いやしくも名誉を毀損するがごとき

     行為の絶無を期するを要す。

    1. 入城部隊は、

     師団長がとくに選抜せるものにして、 

     あらかじめ注意事項、

     とくに城内外国権益の位置等を徹底せしめ、 

     絶対に過誤なきを期し、

     要すれば歩哨を配置す。

    1. 掠奪行為をなし、

     また不注意といえども火を失するものは、

     厳罰に処す。 

     軍隊と同時に多数の憲兵、

     補助憲兵を入城せしめ、

     不法行為を摘発せしむ。

    注:南京事件はなかったと主張する人は、   

      このような立派な通達が

      出たのだから事件はなかった・・・と

      主張しますが、   

      この通達がありながら

      一切守られなかったのが事実です。

     

    この頃から中国軍は日本軍の進攻を防ぐために

    城壁周辺の民家等の建物を

    強制的に破壊焼却しました。

    清野作戦つまり焼け野原作戦です。

    方面軍の上海派遣軍では

    占領後も部隊を城内に入れない

    方針をとっていましたが、

    新任の朝香宮司令官は

    方面軍の統制に従わないことを

    方針としたのです。

    中国軍の清野作戦で

    駐屯する場所もなかったことから、

    結局占領後の17日には7万人以上の

    日本兵が城内に入りました。

    その時の軍を取り締まる

    憲兵はわずかの17名に過ぎなかったのです。

     

    実は日本軍内部では

    上海や南京に対する攻撃を

    かなり早い時期から

    計画していたという研究があります。

    日中歴史共同研究報告書の中に

    中国側・栄維木氏の論文があります。

     

    ● 日本の防衛庁防衛研究所戦史室「支那事変陸軍作戦 1.」(意訳)

     すでに1936年8月に

     参謀本部が制定していた

     1937年度の対中国作戦計画のなかに、 

     上海、南京を占領する計画があり、 

     その構想は「第9軍(3ケ師団)を持って

     上海附近を占領する・・・・

     新たに第10軍(2ケ師団)を杭州湾に上陸させて、 

     太湖南側から進め、

     両軍策応して南京に向い作戦し、 

     上海、杭州、南京を含む

     三角地帯を占領、確保するよう計画した

      注:日中歴史共同研究は

        2006年に安倍晋三総理と

        胡錦濤国家主席の合意で始まりまりました。   

        日本側座長は北岡伸一東大教授、

        中国側座長は歩兵社会科学院近代史研究所長です。   

        研究会は2010年1月31日に

        共同研究報告書を発表しました。

         注:北岡伸一氏はその後、安倍政権の

           「安全保障の法的基盤機構に関する懇談会」の   

           座長になり、さらに国際協力機構(JICA)の

           理事長になりました。   

           右寄りで政府に覚えの良い学者は

           次々と要職に恵まれる良い例です。

     

    南京攻略戦では日本軍の被害も多く、

    戦死1558人、戦傷4619にもなりました。

     

    当時朝日新聞では南京が陥落する予定で

    国民から皇軍を讃える歌を募集し、

    12月19日に当選歌が発表になっています。

     

    ● 皇軍大捷の歌

      首都南京は 遂に陥つ

      焼けた砲銃の 手をとめて

      にっこり笑めば 隊長も

      莞爾と見やる 城壁に

      御稜威かがやく 朝日影

      皇軍大捷 萬々歳

       東京朝日新聞 1937年12月19日

     

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  • 南京事件の事実は確定している

    2020/07/05
    10:58

    学問的には南京事件の事実は確定した事です。

    どんなに確定した事でも、なかったと主張している人が数人いる。

    ただそれだけの事です。

    しかしその数人の声がとても大きく、新聞や雑誌などの手段を持っているので

    本屋さんに本が一杯並ぶのです。

    ですから若い人は、ついそうなのかなあ~と思ってしまうのです。

    学者で言えば秦郁彦先生と言う方、私から見るとかなり右よりな研究者ですが、

    それでも約2万人の殺害があった事を認めています。

    研究者では一番少ない数字でしょう。

    又、旧日本陸軍の将校クラブ、偕行社と言います。

    今でもあります。

    皆、かなりご高齢なので確か資料を靖国神社の資料室に移したと思います。

    その偕行社では、世間であまり南京大虐殺と騒ぐので、

    機関紙「偕行」で南京事件に関するアンケ-ト調査をしています。

    会員向けの調査と雑誌連載です。

    対象は旧陸軍の将校ですから一番正確ですね。

    「証言による南京戦史」と言う連載は1984年4月号から85年2月号まで連載されました。

    ところが当初の目的とは逆に虐殺の証言がどんどん出てきてしまったのでした。

    その結果、連載終了翌月の3月号で書くはずだった責任者畝本氏の総括は中止になり

    編集者が代わりに総括を書いています。

    ●総括的考察

     ・・・・中国人民には深く詫びるしかない。まことに相すまぬ、むごいことであった・・・・

    そして虐殺の人数を3000人~6000人(畝本氏)、13000人(板倉由明氏)として機関紙の連載は終了しました。

     

    政府レベルでも2006年に日中間で歴史共同研究がスタ-トしました。

    当時の安倍晋三総理と中国の胡錦濤国家主席の合意でスタートしたのです。

    日本側の座長は北岡伸一東大教授。

    中国側座長は歩兵社会科学院近代史研究所長です。

    研究会は2010年1月31日に共同研究報告書を発表しました。

    その報告書の日本側論文です。

     

    ●日中歴史共同研究

     ・・・・昭和12年12月10日、日本軍は南京総攻撃を開始し、

     最初の部隊は12日から城壁を突破して城内に進入した。

     翌13日、南京を占領した。・・・・

     中支那方面軍は、上海戦以来の不軍紀行為の頻発から、

     南京陥落後における城内侵入部隊を想定して

     「軍紀風紀を特に厳密にし」という厳格な規制策(南京攻略要領)を通達していた。

     しかし日本軍による捕虜、敗残兵、便衣兵、市民に対して

     集団的、個別的な虐殺事件が発生し、強姦、掠奪や放火も頻発した。

     日本軍による虐殺行為の犠牲者は、

     極東国際軍事裁判における判決では20万人以上

     (松井石根司令官に対する判決文では10万人以上)、

     1947年の南京戦犯裁判軍事法廷では30万人以上とされ、

     中国の見解は後者の判決に依拠している。

     一方、日本側の研究では20万人を上限として、

     4万人、2万人などさまざまな推計がなされている。

     犠牲者数に諸説がある背景には

     虐殺の定義、対象とする地域・期間・埋葬記録・人口統計など

     資料に対する検証の相違が存在している。

     宣戦布告がなされず「事変」にとどまっていたため、

     日本側に、俘虜の取り扱いに関する指針や占領後の住民保護を含む軍政計画が欠けており、

     また軍紀を取り締まる憲兵の数が少なかった点、

     食料や物資補給を無視して南京攻略を敢行した結果、

     略奪行為が生起し、軍紀弛緩をもたらし不法行為を誘発した点などが指摘されている。

     

    これは国家同士の正式な共同研究です。

    ですから南京事件があったということは日本国家の正式な見解と言って良いでしょう。

    国家がきちんと認めたことを公の地位にある人が否定する事はおかしい事です。

    ドイツでは犯罪になります。

    まあ友人と一杯飲みながら自説を展開するのは良いでしょうがね!

     

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