ヘッダーグローバルナビゲーション

おしえて!ゲンさん!

  • トップページ
  • お知らせ
  • このサイトについて
  • ご利用規約
  • サイトマップ
  • ホーム
  • キーワード「毒ガス投棄」を含む投稿一覧

キーワード「毒ガス投棄」を含む投稿一覧

  • 屈斜路湖への毒ガス投棄

    2020/08/04
    16:34

    1995年9月、毒ガス弾と見られる

    砲弾状の物体が屈斜路湖の湖底に

    沈められているのが、潜水調査で発見され、

    自衛隊による調査の結果、

    致死性で糜爛性の猛毒ガスである

    「イペリット」と「ルイサイト」であることが判明しました。

    1996年10月18日、腐食が進み壊れかかった

    26発の砲弾が無事回収されました。

    回収された26発はとりあえず

    山林に埋められましたが、

    最終的にどう処理するかは未定です。

    (1997年現在)

     

    1996年8月に広島県竹原市で開かれた、

    毒ガス展実行委員会公開シンポジウム

    「悪魔の兵器の廃絶をめざして」の資料から要約します。

     

    ●  村田歩・森亮一 報告 731部隊展・帯広実行委員会メンバ-

    「経緯」

     1945年8月22・23日、

     弟子屈に住む合田末広さんのところへ、

     計根別飛行場に勤務していた青木軍曹が

     「国際法に触れるガス弾を隠して欲しい」と依頼した。

     相談の結果屈斜路湖に遺棄することになった。

     オウムのサリン事件で昔のことを思い出し

     合田氏は北海道に報告した。

     北海道新聞記者の池田哲哉氏が

     青木元軍曹に会い証言を得た。

     1995年9月、毒ガス弾とみられる物体が、

     屈斜路湖の湖底に沈められていることを確認

     自衛隊関係者が糜爛性ガスが詰められていると証言

    「引揚」

     1996年10月7日~14日 

     水中処理班のダイバ-による手作業で

     1    物体の強度確認

     2    水中で密閉容器に物体を詰める

     10月15日~18日 引き上げ作業開始

     26個の内4個回収

     屈斜路湖を源とする釧路川の水は、

     釧路市、標茶町、弟子屈の水源になるので、

     作業期間中は、河口付近の水質検査(砒素など)を実施する。

     10月18日、残りを全て回収

     引き揚げ後の物体は、アルミ製の密封容器に収納後、

     人の入らない山林の5m地下のコンクリ-ト質へ保管。

    「内容」

     10月15日に回収した4個を糜爛性毒ガス砲弾と断定

     イペリットとルイサイトの混合液と見られる

     直径18センチ、長さ105センチ、重量35kg、

     尾に4枚の羽形状から航空機から投下する爆弾と判明

     その他も水が入っているが、微量のイペリットが検出されている。

     

    その騒ぎのおかげで新たな証言者が現れ、

    網走沖にも投下した事が分かりました。

    屈斜路湖の26発の毒ガス弾を引上げて埋めるのに、

    1億2千万円もの費用がかかったそうです。

    中国に置いてきた毒ガス弾の処理を考えると、

    気の遠くなるような金額が予想されます。

    屈斜路湖の場所と発見された毒ガス弾の図です。

    SCN_0091屈斜路湖

     

     

    SCN_0090 毒ガス弾

     

     

    又これとは別に

    曽根の充填工場の数万発の毒ガス弾は

    山口県沖周防灘周辺に海中投棄した報告もあります。

     (福岡県曽根の充填工場の元行員の証言 1993年共同通信)

     

    その他、陸奥湾、銚子沖、相模沖、遠州灘、

    大久野島周辺等に投棄された事が明らかになっています。

    これからそれ以外の場所も徐々に明らかになるかもしれません。

     

     

     

     

     

    つづきを読む

  • 土佐沖への毒ガス投棄

    2020/08/04
    16:13

    帝国人絹株式会社(帝人のこと)三原事業所が

    1970年9月20日に「帝人のあゆみ」という社史を発刊しました。

    その社史とその他多くの資料を参考に

    栗原透氏が調査し論文を発表しています。

    その要点です。

     

    ●土佐沖に海没した毒ガス問題について

    土佐沖の海没毒ガスを調査する会代表委員 栗原透

    毒ガス展実行委員会 公開シンポジウム

    「悪魔の兵器の廃絶をめざして」資料から

    「残量量」

     大久野島で生産された毒ガス総量 6,616トン

     敗戦時同島に残存していた量   3,200トン(約)

     アメリカ軍報告書にある残存量  3,647トン(大久野島と大三島合計)

     英連邦軍が確認した残量量    3,260トン

     帝人社史に記載された量     3,240トン

    「経緯」

     1946年1月22日、

     大久野島毒ガス工場を帝人に払い下げることが決定

     条件として毒ガスの処理を帝人が担当すること

     英連邦軍には化学兵器の処理担当将校がいなかったため、

     アメリカの騎兵第1師団の

     化学兵器将校ウイリアムソン少佐が派遣された。

     5月27日から帝人が作業を開始した。

     ウイリアムソン少佐は、大部分の毒ガスを

     老朽化した上陸用船艇LSTに搭載し

     海洋で船もろとも爆沈海没される計画をたてた。

    「投棄された毒ガス」

    毒液      1,845トン

    毒液缶     7,447缶

    くしゃみ剤   9,901缶

    催涙剤      131缶

    60K毒ガス弾   13,272個

    10K毒ガス弾   3,036個

    「投棄した日時と場所」

     第1船

    8月21日21時50分、LST814がア

    メリカ軍曳航LT636に曳航され海没した。

    場所は   北緯32.37度

      東経134.13度

    桂浜から113km、足摺岬から111km、室戸岬から69km

    深さ 2,000m~2,300m

     第2船

    8月26日、LST128が興津丸に曳航され海没した。

    場所は   北緯30.38度

       東経132.22度

    足摺岬から235km南、都井岬から125km東

    深さ 3,000m~3,200m

     第3船

    10月27日、LST128が興津丸に曳航され海没した。

    場所は  北緯32.30度

         東経133.55度

    足摺岬から122km南、室戸岬から88km東

    深さ 1,200m~1,500m

    8,000個以上の60Kマスタ-ドガス弾や

    充填された400トンの毒ガス容器、

    300トンの残留物コンテナ-など

    1,800トン等を沈めた。

     

    このようにして土佐沖に投棄されましたが、

    それ以外に別府湾に投棄された毒ガスがありますが、

    別府湾が浅くて危険なため

    引き上げ再度土佐沖に投棄されました。

    計4箇所に投棄されたということになります。

    具体的に土佐沖のどの辺りなのか、地図で示します。

    ドクガ土佐沖海没

     

    土佐沖の毒ガスは現在でもそのままです。

    塩水で腐食されてジワジワと

    漏れ出している可能性があります。

    可能な限り場所を特定し

    回収処理を進める必要があります。

     

     

    つづきを読む

メインローカルナビゲーション

  • 原子力発電
    と放射線

  • 戦争・歴史

  • 健康

原子力発電と放射線

  • 原子力政策の始まりから
  • 元素とその変化
  • 放射線の危険性
  • 放射線被曝
  • 規準と用語
  • 福島の事故
  • 事故による健康被害
  • 指摘されていた危険性
  • チェルノブイリ事故について
  • 日本の原子力発電
  • 原発を始めた理由の検証
  • 原発の安全基準
  • 原発をめぐる法律
  • 経済効果と国民負担
  • 再生可能エネルギ-とPPS
  • 核燃料サイクル
  • その他
  • 最後に

戦争・歴史

  • 日本の細菌戦
  • 講演録:南京事件の真実は?
  • 報道の質
  • 朝日新聞の訂正記事と吉田清治証言
  • 日本国憲法の成立
  • 阿片政策
  • 沖縄戦
  • 三光作戦
  • 尖閣諸島
  • 大東亜共栄圏
  • 中国人強制連行
  • 日本の毒ガス戦
  • 防疫給水部(細菌戦部隊)
  • 軍による性暴力
  • 南京事件

健康

  • 健康食品と肝臓障害
  • 講演録:免疫と蛋白質~コラ-ゲン美容まで
  • 講演録 インフルエンザ
  • 講演録 最新デ-タ-から見る高血圧
  • 高齢者の薬と副作用
  • コレステロ-ルを含む食品の摂取制限
  • 自律神経と薬の作用
  • 副作用のある薬
  • 新型コロナウイルスと免疫
  • 食品や生活用品への警告や摘発
  • PM2.5
  • メタボ検診
  • 暮らしと健康アラカルト

キーワード

  • 歴史の教訓
  • サンフランシスコ条約
  • 河野談話
  • 陸軍刑法
  • 金原節三
  • 強姦
  • 軍需物資
  • 李秀梅
  • スマラン裁判
  • 国家無答責
  • 謝罪
  • 従軍慰安婦
  • NHK
  • 南京
  • 国際条約
  • 金学順
  • 挺身隊問題
  • 復命書
  • 誘出し
  • 夜襲
  • PX作戦
  • 米国本土に対する細菌攻撃
  • 小暮泰用
  • 沖縄や小笠原に細菌攻撃
  • 体当たり機
  • 竹内徳治
  • 償い金
  • 人質掠奪拉致
  • 米軍用慰安所
  • 抗体保有者
  • 阿片
  • 燃料棒のトラブル
  • 性奴隷
  • 人権侵害
  • 吉見義明
  • 恒久平和議員連盟
  • 国会図書館法
  • ILO
  • リンダ・チャベス
  • クマラスワミ
  • マクドゥ-ガル
  • 慰安所
  • 性病
  • UNTAC
  • 労務管理

フッターグローバルナビゲーション

© おしえて!ゲンさん! 〜分かると楽しい、分かると恐い〜