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キーワード「BMI」を含む投稿一覧

  • 肥満とBMI

    2020/10/28
    15:57

    皆さんがメタボ検診を受けるとき

    まず肥満度の検査をします。

    まずは腹囲です。胴回りですね。

    胴回りは男性の場合85cm以上、 

    女性:90cm以上がリスクありとされます。

    この数字が適切かどうか

    平成24年度の厚生省の資料

    (国民健康・栄養調査平成24年)を見ると

    40歳~70歳の成人で男性の55.8%、

    女性の19.2%が引っかかります。

    普通の成人男性の半分以上が病人(?)、

    女性では2割以下(?)

    何か変ですね。

    基準の設定がおかしいからでしょう。

    ◎外国の基準と比較してみます。

      日本人  男性  85cm以上 女性 90cm以上

      米国   男性 103cm以上   女性 89cm以上

      欧州人  男性  94cm以上 女性 80cm以上

      南アジア人 男性  90cm以上 女性 80cm以上

      中国人  男性  90cm以上 女性 80cm以上

     

    日本の男性基準が厳しすぎるので

    半分以上が病人になってしまうのです。

    そして女性の基準はゆるすぎです。

    腹囲で問題ありとされた人は次にBMIを測ります。

    BMIは肥満度の度合いを測る数値です。

    性別や年齢関係なしに「18.5~25」を正常値としています。

    理想数値は男性22で女性21とされています。

    それぞれご自分のBMIを計算してみてください。

     ◎BMIの計算  体重(Kg)÷[身長×身長(m)]

       例 体重75kgで身長1m68cmの人の場合

          75÷[1.68×1.68]=26.57

    この人の場合「25」を超えているので

    肥満と言うことになりますが。

    常識的に考えて、168センチの男性で

    75キロの男性は普通にいるでしょう。

    BMI25以下が正常と言う考えは

    常識より厳しいのではないかと言う

    疑問が出るのは当然です。

    そこでBMIと死亡を見てみます。

     

    ◎米国健康栄養調査

     各年代でBMI25~29が死亡の危険が

     少ないことが分かりました。

     30を超えたばあいと18.5以下が危険なこと、

     高齢者では低いほうが危険なことも分かりました。

    ◎死亡指数とBMIの関連 日本保険医学会誌 1997

     BMI18~28では死亡指数に変化はありませんでした。

    ◎BMIと総死亡率(久我山研究) 

        肥満研究1998年臨時増刊号

     男性のBMI23~27、女性のBMI23~25が

     最も安全な事になっています。

     

    さて4月5日に日本人間ドック学会と

    健康保険組合連合会が協力して

    独自の基準を発表しました。

    従来と違って約150万人の

    人間ドック検診受診者から、

    いわゆる健康人はどのような数値なのかを求めた調査です。

    人間ドック学会の調査ですから最も正確かもしれません。

    その調査での健康人は次の通りです。

    男性18.5~27.7、女性16.8~26.1です。

    このあたりが妥当なのかもしれません。

    この調査には健康保険組合連合会も協力しています。

    実は日本中の健康保険は

    軒並み赤字でその原因は

    薬代だと言われているからです。

    東海大学大櫛陽一教授の試算では

    BMI該当者が約6割も減ることがわかりました。

    医療費の節約につながります。

    高血圧、糖尿病、コレステロ-ルに関しても同じことです。

    ちなみに高血圧では75%、

    コレステロ-ルでは9割も患者が減ります。

    考えなければならないことでしょう。

     

     

    つづきを読む

  • BMI

    2020/10/26
    11:03

    肥満度の度合いを測る数値です。

    性別や年齢関係なしに「18.5~25」を正常値としています。

    理想数値は男性22、女性21とされています。

     

    ●  2000年 日本肥満学会の肥満症の診断基準

      診断

    BMI

    低体重

    <18.5

    普通体重

    18.5≦~<25

    肥満(1度)

    25≦~<30

    肥満(2度)

    30≦~<35

    肥満(3度)

    35≦~<40

    肥満(4度)

    40≦

     

    ●  BMIの計算  体重(Kg)÷[身長×身長(m)]

      例 体重75kgで身長1m70cmの人の場合

        75÷[1.7×1.7]=25.95

        この人の場合「25」を超えているので

        肥満と言うことになりますが。

        常識的に考えて、

        175センチの男性で70キロの男性は普通でしょう

     

    BMIの平均が年度でどのように推移したのか、

    年齢別の調査を見てみます。

     

    ●  厚生労働省国民健康・栄養調査から

    男性の平均値

     

    昭和55年

    平成2年

    平成12年

    平成24年

    30~39歳

    22.6

    22.9

    23.5

    23.6

    40~49歳

    23.0

    23.3

    23.5

    24.1

    50~59歳

    22.6

    23.2

    23.6

    23.9

    60~69歳

    22.0

    22.6

    23.6

    23.6

    70歳以上

    21.3

    21.9

    22.6

    23.3

    女性の平均値

     

    昭和55年

    平成2年

    平成12年

    平成24年

    30~39歳

    22.0

    21.7

    21.5

    21.3

    40~49歳

    23.2

    22.7

    22.7

    21.9

    50~59歳

    23.2

    23.3

    23.6

    22.6

    60~69歳

    22.9

    23.4

    23.7

    22.8

    70歳以上

    22.4

    22.7

    23.1

    22.9

     注:日本人の平均死亡率(厚生労働省人口動態調査)では

       男女とも年々死亡率は下がっています。   

       しかしBMIの平均値では男性の場合

       年々数字は上昇しています。

       と言うことは栄養状態は年々良くなって

       BMIの数値が高くなったら   

       逆に死亡率が下がったと言うことになります。

     

    次に年代別にBMI25以上の人がどの位いるかです。

     

    ●  厚生労働省国民健康・栄養調査から

    男性のBM25以上の率

     

    平成16年

    平成17年

    平成18年

    平成24年

    40~49歳

    34.2%

    36.6%

    33.4%

    36.6%

    50~59歳

    35.7%

    35.0%

    33.1%

    31.6%

    60~69歳

    31.6%

    33.2%

    33.7%

    29.6%

    70歳以上

    28.3%

    27.6%

    24.4%

    27.3%

    女性のBM25以上の率

     

    平成16年

    平成17年

    平成18年

    平成24年

    40~49歳

    20.1%

    19.4%

    16.4%

    16.2%

    50~59歳

    25.6%

    24.0%

    25.3%

    21.6%

    60~69歳

    31.0%

    30.6%

    27.2%

    22.8%

    70歳以上

    29.2%

    29.3%

    27.1%

    24.6%

     注:女性の場合BMIが低くなる傾向があります。   

       ダイエットで栄養状態が悪くなっていることが

       原因と思われます。

     

    また腹囲とBMIの関係を見てみると、

    腹囲の基準で該当するBMIを見てみると、

    男性85cmはBMIで23.5、

    女性90cmはBMIで25.になります。 

    腹囲とBMIの整合性が疑われると思います。

     

    日本の研究で日米比較の研究があります。

    ●  20~74才を対象としたBMIの日米比較

      米国:NHANESⅢ、1988-1994 

      日本:総合健診学会2002年

    BMI

     

    0~18.4

    低体重

    18.5~24.9

    標準体重

    25.0~29.9

    太り気味

    30.0~34.9

    軽度肥満

    35.0以上

    中高度肥満

    米国

    2.2%

    40.7%

    33.8%

    15.0%

    8.3%

    日本

    6.7%

    69.6%

    21.1%

    2.3%

    0.3%

     注:この表を見ると日本では低体重(栄養不足)

       アメリカでは高度肥満(栄養過多)が目立ちます。

     

    BMIの基準はもう少し高くても良いという意見も多く、

    2014年4月5日日本人間ドック協会と

    健康保険組合連合会が研究した数値を発表しました。

    *  男性 18.5~27.7

    女性 16.8~26.1   

    従来の基準と比べるとあまりにも違いがあります。

    しかしどうもこの数値のほうが妥当性がありそうです。

    そのあたりを次のグラフで示します。

    まずBMIと死亡率の関係をアメリカと日本のグラフです。

     

    [BMIと死亡・アメリカのグラフ]

    アメリカ死亡と肥満   

     注:高齢者60歳以上では高いより低い方がより危険です

    SCN_0071 BM死亡危険度 

     

     [BMIと死亡・日本のグラフ]

    ●  BMIと総死亡率(久我山研究)

    SCN_0081 BMI男女 久我山研究

    注:この久我山研究では男性のBMI23~27、

      女性のBMI23~25が最も安全な事が分かります。

     

    ●  死亡指数とBMIの関連

      横山哲 日本保険医学会誌 1997より 

          浜六郎氏の作成

    SCN_0089 死亡指数とBMI

    男性でも女性でも

    BMIが17以下や29以上の極端な数字以外、

    18~28位では死亡指数にあまり差はないようです。

    気にするほどではないと言うことです。

     

    次にBMIと糖尿病です。

    やせている人でも糖尿病に罹るというグラフです。

     

    [糖尿病とBMI]

    ●  糖尿病を発症した人のBMI

    SCN_0072 BMI分布と糖尿病

        注:BMIが25未満でも糖尿病患者が多い事が分かります。

     

    糖尿病で言えば愛知学院大学歯学部

    横田充弘教授の疫学調査があります。

          (2010年3月29日 東京新聞)

     ☆2004年から4年間、

      愛知県北名古屋市に住む50歳以上の

      約4000人を対象にした調査

     ☆日本肥満学会ではBMI25未満を

      標準体型としているが、

      この調査によると糖尿病が一番多いのは      

      BMI24.2と言う結果になった。

     ☆アメリカ人ではBMI32に

      糖尿病が多いことも発表

     ☆50歳以上に限らず、

      女性全体で調査するともっと

      少ないBMIが糖尿病が多い事も判明

     

    これらのデ-タ-を見る限り

    痩せてスタイルのよい人(BMIの低い人)が

    必ずしも糖尿病にならない或いは死亡数が少ない・・・

    と言う事にはならないことが分かると思います。

     と言うことは、

    メタボ検診では肥満を先にチェックして

    次の検査に入るので、

    BMIをパスすると見逃される

    可能性があると言うことです。

     

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