自律神経と薬の作用

コレステロ-ルについて
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最終更新日:2017/07/08 9:53

メタボ検診のところで書きましたので少し重複するかもしれませんが、少しコレステロ-ルについて書きます。

コレステロ-ルという物質はありますが、

いわゆる検査などで、コレステロ-ルと言う場合はコレステロ-ルを含む複合体のことを言います。

つまり通称コレステロ-ルは体の中では単体ではなく、

「コレステロ-ル」「脂質類」「燐」「蛋白質」の4種類が複合体として存在しているのです。

複合体ですからその比率の違いでブヨブヨだったり硬く締まっていたりします。

一番大きくてブヨブヨしているのがカイロミクロンで、85%が中性脂肪です。

4種類の比率でVLDL、LDL、HDLと分けられます。

その中で一般的にHDL(通称善玉コレステロ-ル)とLDL(通称悪玉コレステロ-ル)のことがよく言われるのです。

つまり単体のコレステロ-ルそのものが問題なのではなくて、複合体の比率が問題なのです。

            HDL(High density lipoprotein 高比重リポ蛋白)

            LDL(Low density lipoprotein 低比重リポ蛋白)

検査で総コレステロ-ルと言う場合は、VLDL、LDL、HDLの合計です。

●コレステロ-ルの必要性

◎各臓器、筋肉、血管、脳神経などの膜を作ったり補修をする

このことから認知症に関係する血管や神経細胞への影響も考えられます

又、細胞表面の膜を強化してウイルス侵入を防ぐことも考えられます。

子宮頸がんの発症と脂質の摂取が関係しているとの説もあります。

◎各種ホルモンの原料になります。

      注:コレステロ-ルのステとはステロイドを意味します。

糖質コルチコイド(ステロイドホルモン)

電解質コルチコイド(ミネラルコルチコイド、鉱質コルチコイド)

エストロゲン(卵胞ホルモン)

プロゲステロン(黄体ホルモン)

テストステロン(男性ホルモン)

◎ビタミンDの原料

◎胆汁の原料

◎卵や母乳に必要なので、女性は少し高めが有利です

コレステロ-ルの必要性から考えると

◎あまり下げるとホルモン原料が不足する

◎その結果免疫力が低下する

◎受精卵の発育にコレステロ-ルは重要なので、低いことは危険です

 だから魚卵や鶏卵はコレステロ-ルがおおいのです。

 ですから妊娠可能な女性には多少高めのほうが安全なことが分かります。

 

コレステロ-ルの80%位は肝臓を主として体内で合成されますので、

食事で取り入れたコレステロ-ルは直接数値に影響することはないことも分かって来ました。

 

前にも書きましたが、

各種健康診断の基準値(正常の巾)が厳しい為に薬の使用量が増える傾向にあります。

全国の健康保険組合が赤字に苦しんでいる現在、基準を見直して薬代を減らすべきだと思います。

◎血圧   高血圧学会では高齢者の場合上が147までOKにしています

◎血糖値  糖尿病学会では高齢者の場合HbA1cが7.0までOK

   既に糖尿病の患者には8.5までOKにしています

◎尿酸値  痛風学会では9.0からを薬物治療の対象にしています。

その他検診で測られる中性脂肪やBMIその他すべて現在より少し高めが有利です。

 

 

 

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