自律神経と薬の作用

自律神経の働き
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最終更新日:2017/11/25 10:31

いわゆる神経には、運動神経、反射神経、知覚神経・・・・色々な分類がされますが、

自律神経は字で書くとおり自動的に調整される神経です。

身体の働きで、自分の意思ではコントロ-ル出来ないことは、自律神経の働きで自動調整されています。

自律神経は「求心性神経」と「遠心性神経」の2つの機能があります。

◎求心性神経  身体各部の情報をキャッチする

◎遠心性神経  キャッチした情報を適切な状態に戻すように指令を出す

そして「遠心性神経」には、「交感神経」と「副交感神経」があり、

「昂奮」「抑制」といった逆の信号を出して身体を微妙に調整しています。

身体のどこの部分が交感神経や副交感神経の影響下にあるのか表にしてみました。

その場所に交感神経が働くとどうなるか?

副交感神経が働くとどうなるか、です。

臓器

交感神経刺激

副交感神経刺激

心臓

 心拍数

 心房

 心室

 血圧

 電気的興奮性

 

収縮↑

収縮↑

 

収縮↓

収縮↓

血管系

 皮膚・粘膜の動脈

 腹部内蔵の動脈

 骨格筋の動脈

 冠状動脈

 脳動脈

 

収縮

収縮>拡張

収縮・拡張(受容体による)

収縮・拡張(受容体による)

収縮

 

拡張

拡張

拡張

収縮

拡張

体循環静脈

収縮

拡張

胃・腸管

 胃平滑筋

 胃縦走筋・輪状筋

 胃括約筋

 胃活動

 胃蠕動運動

 胃液分泌

 腸管・平滑筋

腸管・括約筋

小腸運動

小腸平滑筋

小腸括約筋

小腸液分泌

直腸平滑筋

直腸括約筋

 

弛緩

運動↓

収縮

弛緩

収縮

弛緩

収縮

弛緩

収縮

 

収縮

運動↑

弛緩

収縮

弛緩

収縮

弛緩

収縮

弛緩

膀胱

 排尿筋

 三角部(括約筋)

 

弛緩

収縮

 

収縮

弛緩

胆嚢・胆管

弛緩

収縮

気管・気管支の平滑筋

気管支腺

弛緩

収縮

分泌

 瞳孔

毛様体筋

涙腺

 

散大

収縮

 

収縮

収縮

分泌

鼻腔腺

 

分泌

皮膚

立毛筋

汗腺

 

収縮

発汗

 
   

外分泌腺

 唾液腺

 涙腺

 消化腺

 鼻咽喉の腺

 気管支腺

 汗腺

 

粘調性の分泌

 

分泌↓又は?

 

 

分泌

 

漿液性の分泌

分泌

分泌

分泌

分泌

代謝

 肝臓

 インスリン分泌

 

グリコ-ゲン分解

 抑制

 

グリコ-ゲン合成

促進

注:夜間や安静時に働く副交感神経のところで、血圧に関係しそうな「心臓」「血管系」「体循環静脈」見てみると、

  副交感神経が働くと、血圧が下がることに気がつきます。

  つまり血圧を下げるには副交感神経作動薬を使えばよいことになります。

  また膀胱の排尿筋をみると副交感神経が働くと尿が出易くなりそうです。

    そうすると血圧を下げる薬で副交感神経を刺激すると、同時に排尿したくなることになります。

 

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