副作用が報告された薬の一覧 3

◎免疫抑制関連

 膠原病やリュウマチ等の自己免疫疾患や

 花粉症・アレルギ-の場合に使われます。

 免疫が過剰に亢進したり、

 自己免疫疾患などに利用されるので必要な薬です。

 しかし免疫力を抑えるので、免疫力が低下します

 そのため感染症や発がんのリスクが増えるかもしれません。

 乱用は控えるべきです。

◎下痢止め

 基本的に下痢は体内から不都合な物質を

 排泄する作用です。

 大きな意味では免疫作用の一つです。

 せっかく身体を守ろうとして下痢をしているのに、

 無理に止めると身体に

 有害物質を残すことになります。

 水分(体液)が失われることは重大なので、

 薬より水分を補給することが必要です。

◎抗生物質

 これも必要な薬です。

 抗生物質等の抗菌剤の開発で

 感染症と戦えることができたからです。

 抗生物質の最初はペニシリンです。

 カビから出来ました。

 細菌もカビも生物ですから、

 太古の時代からカビと細菌の戦いがあったのでしょう。

 その為いくら新しい抗生物質を開発しても

 すぐに細菌が対抗して進化してしまいます。

 ですからすぐに効かなくなるのです。

 細菌感染には必要な薬なので

 必要が無いときの乱用は控えるべきです。

 またウイルスは細菌ではないため

 抗生物質は効果がありません

 インフルエンザ等のウイルス感染に

 抗生物質を乱用すると体内の常在細菌が

 耐性を持つので良くありません。

◎パ-キンソン

 パ-キンソンは脳の運動機能の障害です。

 脳の機能障害では認知障害もあります。

 脳の機能に作用する薬は運動と認知の

 両方に影響を与える可能性があります。

 パ-キンソンの治療で認知障害が出た場合

 薬の副作用も疑ったほうがよいかもしれません。

薬の目的一般名商品名副作用

免疫・

炎症反応抑制

インフリキシマブレミケ-ド

結核等感染症

発がん

アダリムマブヒュミラ同上
イグラチモドケアラム同上
ミゾリビンブレデイニン

重い感染症

発がん

タクロリムスブログラフ同上
ヒアルロン酸ヒアルロン酸

効果疑問

局所に持続痛

抗ガン剤ベバシズマブアバスチン

血栓症・出血

胃腸穿孔

声帯壊死

ゲフェニチブイレッサ

血栓症・出血

死亡

ニボルマブオピジ-ボ

寿命短縮

間質性肺炎

血小板減少

下垂体障害

小腸炎・イレウス

腸穿孔

ベムブロリズマブキイトル-ダ

結核・小腸炎

腸穿孔

シクロホスファミドエンドキサン寿命短縮
エベロリムスアフィニト-ル

間質性肺炎

腎不全

ベムラフェニブゼルボラフ

二次発ガン

重症薬疹

心不全

テモゾロミドテモゾロミド認知機能低下
スニチニブリンゴ酸塩ス-テントカプセル認知機能低下
ペグフィルグラスチムジ-ラスタ

血管炎・ショック

間質性肺炎

シスプラチンランダ・他

腎不全

腎機能障害

アテゾリズマブテセントリク心筋炎
トラメチニブメキニスト

消化管穿孔

大腸炎

がん性疼痛メサドン塩基塩メサベイン

呼吸抑制

致死性不整脈

便秘用薬ルビプロストンアミティ-ザ

流産誘発

失神

呼吸困難

ヒサコジルコ-ラック

腸の神経障害

習慣性

酸化マグネシウムマグラックス・他Mg血症
下痢止めロペラミドロペミン・他麻痺性イレウス
リン酸コデイン各種感染症・炎症に禁忌
クレオソ-ト製剤正露丸

神経麻痺

発がん

双極性障害

てんかん

ラモトリギンラミクタ-ル

中毒性表皮壊死

薬剤過敏症

SJS

ピボキシル基含有抗生剤セフカペンピボキシルフロモックス

低カルニチン血症

低血糖

小児急性脳症

フジトレピボキシルメイアクト同上
セフテラムピボキシルトミロン同上
テラミロン同上
セフテラムピボキシル同上
テビペネムボキシルオラペネム同上
抗菌剤経口フルオロキノロン系ガチフロ・他

網膜剥離

低血糖

小児は不可

腱損傷

ST合剤トリメトプリムバクタ胎児奇形
認知症抑肝散 無効
メマンチンメマリ-

神経細胞障害

徐脈・伝導障害

ドネベジルアリセプト

徐脈・伝導障害

錐体外路症状

ガランタミンレミニ-ル

死亡率上昇・徐脈

伝導障害

パ-キンソンレボドバ・カルビドバメネシット幻覚・妄想・閉尿
 アマンタジンシンメトレル同上
 ブロモクリプチンパ-ロデル同上
 プラミペキソ-ルビ・シフロ-ル心不全リスク
 プロメタジンピレチア

認知機能低下

過沈静

排尿障害

 プロメタジン塩酸塩ヒベルナ同上
 ピロヘプチントリモ-ル同上
 ビペリデンタモスリン同上
 トリヘキフェニジルア-テン同上
 レポドバカルビドバネオドパゾ-ル

幻覚・妄想

せん妄

 カベルゴリンカバサ-ル弁膜症
 ペルゴリトペルマックス・他同上